自然な呼吸ができるように肋骨や肩甲骨の動きを良くするためのストレッチ
全体呼吸...肺にいっぱい空気を入れましょうということではありません。
お腹だけに意識しすぎないように呼吸すること。
と言った方が正しいのかもしれません。
肋骨と横隔膜がきちんと動いていれば、たくさん吸ったり吐いたりしなくても自然と深い呼吸ができているのです。
「幼児の寝息」のようにスーッと吸ってスーッと吐く
これが理想の呼吸のような気がします。
昔からあまり呼吸にこだわらない人は、変わらず肋骨や横隔膜の動きが良いので、今もそんな理想的な呼吸ができているのではないでしょうか。
ストレスで浅い呼吸になったり、腹式呼吸にこだわり過ぎた結果、肋骨や横隔膜の動きが悪くなることがあります。
そんなときには肋骨をゆるめるストレッチや、肋骨に肩甲骨が張り付かないようにするための肩甲骨をゆるめるストレッチが有効です。
ストレッチをする前に
ストレッチをするときの立ち位置は、なるべく猫背や反り腰にならないように気をつけましょう。
正しい骨盤の位置を確認するには
左右の手首を下腹部(腰骨の高さ)に当て、手で三角形を作ります(中指が恥骨の位置)。
その作った三角形を床と垂直にします。
できれば全身が映る鏡で横から見てチェックしてみるといいかもしれません。
(私はこの位置がまっすぐかなと思って、鏡でチェックすると反り腰気味でした。)
肋骨を開いて閉じるストレッチ
①足を肩幅に開いてまっすぐ立ち、右手の中指を左ひじの内側に当て、左ひじを曲げ、左手を右腕に添えます。(左右逆でもOK)
②息をゆっくり吸いながら、腕を目の位置まで上げます。(手首は額くらいになるかも)
③息をゆっくり吐きながら、腕を下ろしていき、手のひらを体に向けて前腕の中央辺りで両腕をクロスさせ腕を下げます。
④引き続き息を吐きながら、クロスした手をほどき真っ直ぐにして、手を太ももにあてて息を吐き切ります。
肋骨側面のストレッチ
①足を肩幅に開いてまっすぐ立ち、左ひじを左腰骨に当てます。
②左右の腕の形でCの字を作るような感じで、右腕を上げて右わき腹を伸ばします。その状態でしばらくゆっくり呼吸します。
②反対も同様に行います。
肩甲骨をゆるめるストレッチ
①足を肩幅に開いてまっすぐ立ち、右手の中指を左ひじの内側に当て、左ひじを曲げ、左手を右腕に添えます。(左右逆でもOK)
②腕を胸の高さにし、背骨を丸めて前方に腕を押し出します。その状態でしばらくゆっくり呼吸します。
③体を戻しまっすぐ立ちます。
④体の後ろ下方で両手を持ちます。肩甲骨を背中の中央側に寄せます。
⑤肩甲骨を寄せたまま、上体を下げながら腕を上げます。
私はストレッチをすることで、呼吸がしやすくなりました。
それに、ストレッチをすることでうれしい副産物もありました。
私は肋骨が常に開いているような状態で、そのせいで肋骨が目立ち、寸胴気味だったのですが
肋骨が閉まるようになったので、アンダーバストが細くなり、ウエストのくびれもできました。
肋骨はもろいそうです。なので早く効果を出そうと長時間はしないでください。
たまに気づいたときにでも行ってみてください。