さらひなか

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必要な方に届きますように ○ アクティブ・カラーセラピー*言葉*心*身体 ○ KYOKOの気ままな雑記

紙に書くことの癒しの効果

先週のホンマでっかTVの放送で勉強になった話です。

 

 

池田先生が

ニュージーランドオークランド大学の研究を紹介されました。

 

毎日1日20分×3日間

一方のグループには今までで一番つらかったことを書いてもらい

もう一方のグループには明日の予定を書いてもらった

そして11日経ったときに皮膚につけた小さな傷の治り具合を観察したところ

自分がつらかったことを書いた人が76%完治、次の日の予定を書いた人は42%完治という結果に。

 

口で言うのもいい効果はあるんだと思うけど

書くことは人に言わなくてもできるので、悪いものを全部自分で出してしまえる。

そういうようなことを書く人の方が、自分の心が平静になるんじゃないかと思う。

体の傷が治るということは当然心の傷も治る。

 

 

植木先生のお話もとても興味深かったです。

 

トラウマについてカウンセリングで話をするというのは

自分で話すとともに聴覚でも聞こえます。

話をしながら自分に傷ついていくというのが、日本人はちょっと問題のある所があります。

 

書くというのは自分の内省的な所です。

それによって何に気づきやすいかと言うと

自分は何に囚われていて、何に計らおうとしているかということに気づくことができる、気づくことができれば人はストレスがなくなります。

(自分の悩みを書いて客観視することでストレスが軽減される)

 

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私も仕事で書く作業はありますが、日常ではほとんど書かなくなりました。

紙に書くということの効果を知ることができてとても勉強になりました。

 

 

 

以前、心理セラピーを少し学んでいたときに、過去の心に引っかかっていることをノートに書いたことがあります。

 

書くことでその時のことを深く感じて、こんなことがあったな、ああこんな風に思っていたな。その時こういうことがあったからだなと。

たしかに客観的になれていたと思います。

 

そのときは後で書いたことを話すのかなと思っていましたが、その作業だけだったので拍子抜けしたのを覚えています。

 

拍子抜けしたということを今になって思えば、まったく心に重さが残ってなかったなと感じます。あんなにネガティブなことを並び立てて書いたのに、書いて後に引きずることなくそれはそれで終わっていました。

 

それは書くだけという効果のおかげだったように思えます。

 

 

 

前向きになる言葉や行動目標は口に出した方が、効果が大きいと思います。

 

トラウマについては内観できるといいですが、誰にでもできる「紙に書いて、客観的に見つめて排出する」ことはとてもいい方法なのかもしれません。