「頭寒足熱」の大切さを実感
頭部がうっ血してのぼせ感がある、足や足の指は血流が悪くて冷たくなる。
このような「頭熱足寒=冷えのぼせ」の状態は病気になりやすいと言われています。
逆に
頭部に熱をこもらせず、全身の血流を良くして足の冷えがない
『頭寒足熱』の状態が健康で、病気の予防になったり、自然治癒力を高めると言われています。
本当にそうだなと今回実感させてもらいました。
婦人科の先生に年末年始は漢方薬で様子をみようと、当帰芍薬散を処方してもらったのですが、
これがまた私には合わなかったようで...
飲み始めて2日後から顔がほてる、頭がぼーっとする、まぶたが重くて、眼精疲労がある。
そういえば、かなり前に生理不順で市販の漢方薬を飲んだ時、のぼせにも効果があると書いてあるわりに、元々のぼせがひどくないのに逆にのぼせていると思えてやめた薬・・・これだったかもと思い出しましたが、すでに遅く。
結局、当帰芍薬散はのぼせ感がひどいので飲むのをやめました。
飲むのをやめて半日経ち、薬の作用が弱くなると
目がぱっちりして視界が広がったようになり、頭もスッキリしたのでやっぱり不調は薬のせいだったようです。
でも、急に頭が温かくなり過ぎたので脳が体に冷やすよう信号を送ったようで、手足の末端が痛いくらいに冷えてしまいました。
足の指は、しもやけになり
体が冷えることで、免疫力も下がってしまいました。
マイコプラズマ感染症がうつってしまったようで、最初はのど・はなの風邪かなと思いましたが、治りが悪く咳が出始め胸の痛みもあり重症化しそうだったので、早めに抗生物質をもらって飲みました。
(以前マイコプラズマになったことがあり、風邪薬が効かず咳き込みが何週間も続いて苦しんだ経験があったので今回は早めに抗生物質に頼ってみました)
薬はまだ飲んでいますが、症状はほぼ治まりました。
ここ何年も風邪すらひかなかったのですが、
冷えによる免疫力の低下...恐るべしです。
今は漢方薬を桂枝茯苓丸に変えてのぼせることもなく、しもやけも治りました。
細身で、色白だから一見、血虚タイプ(虚証)で当帰芍薬散が合うようにみえますが、
細くても意外と骨はしっかりしていて、風邪もひきにくい、むくみもあまりない、体温は高めだが足だけ冷える、たまに便秘になる、唇がどちらかというと紫色なので
典型的ではないものの、どちらかというとお血タイプ(実証)で桂枝茯苓丸の方が合っていたようです。
気滞タイプ(中間証)の加味逍遙散は月経前症候群があるときに飲んでいて、体質には合うとは思うのですが、子宮内膜症の月経過多や月経痛に対しての効き目としては弱いような気もします。
しばらく桂枝茯苓丸で効果を期待してみたいと思います。
私には当帰芍薬散が合いませんでしたが、桂枝茯苓丸の方が合わないという人もいるようです。
飲んでみて不調を感じるようなら早めに他の薬に変えてもらう方がいいのかもしれません。
運動不足による筋力低下、ストレスなどの原因により手足の末端が冷える、冷えを感じると上半身を温めようとする体のメカニズムもあるそうです。
そんな「冷えのぼせ」は男女問わず起こる可能性があります。
「冷えのぼせ」になることで自律神経のバランスが崩れてしまうこともあるので気を付けたいです。
『頭寒足熱』のことを調べてみると
頭は冷静に保ち、足を動かして行動する
という健康に関してとは別の解釈もあり
これもまた大事なことを言われてるようで、なるほどなと納得してしまいました。