樹木希林さんのメッセージ「あんまりがんばらないで、でもへこたれないで」

女優の樹木希林さんが１５日に亡くなられました。享年７５。

独特な存在感、自分らしくを貫いていらっしゃる所が素敵で大好きでした。とても残念です。

直撃LIVEｸﾞｯﾃﾞｨの放送で、樹木希林さんがＮＹの映画祭授賞式に出席されていた時に撮影された、亡くなる５０日前のインタビューを見ました。

最後に視聴者へメッセージとして残された言葉がとても温かいです。

どんなに不幸なものに出会っても

どっかに明かりが見えるものだ

というふうに思ってる。

もちろん幸せがずっと続くものでもないから

何か自分で行き詰まったときに

そこの行き詰まった場所だけ見ないで

ちょっと後ろ側から

見てみるという

そのゆとりさえあれば

そんなに人生、捨てたもんじゃないな

というふうに今頃になって思ってますので

どうぞ、面白く、物事を面白く受け取って、愉快に生きて...。

お互いにっていうと、おこがましいけど

そんなふうに思っています。

あんまりがんばらないで、でも、へこたれないで。

 

内田裕也さんと結婚１年半で別居。その後一方的に離婚届を出されてしまったが、無効の裁判をして、裁判官にも離婚した方がいいのではと言われても、離婚はしないという意思の固さで、離婚無効が成立。

その後もずっと別居だけれども、縁を大事にされて、夫婦という繋がりを断つことはありませんでした。

網膜はく離で左目を失明、乳がんで右乳房を全摘出手術、全身に転移して全身がんと告白。

テレビでは全くその苦労が分からないくらい自然体でいらっしゃいました。

波乱万丈の人生を歩まれた人生の大先輩からの応援メッセージ。

心に響きます。

たくさん生きる強さを見せていただいてありがとうございました。