執着を手放す=「そうでなくてもいいのかも」と思えるようになること
心理系の本などに「執着を手放す」という言葉をよく目にします。
とらわれるものには(人、お金、常識、世間体、地位・・・)いろいろあります。
「こうしないといけない」「こうあるべき」という思い込みで視野が狭くなる。違う角度から見ることができなくなる。そうするといつか無理がきて、苦しくなる。
そのとらわれているものに気づき、違った角度から見つめ「そうでなくてもいい」と思えるようになることで心が楽になる。それが手放すということなのだと思います。
私も思いっきり執着していたなという時期があります。また、それを手放せたと感じた経験があります。
30代の頃、出産のタイムリミットを考えストレスを感じる時期がありました。
長年付き合っていた相手は責任を負わずに済む環境でいたいから、お金が~、いつかは~、と誤魔化し時間だけがどんどん過ぎていく。
かといって、別れても次にすぐ結婚相手がみつかるか分からないし・・・。
そんな悶々とした気持ちが高まっていた時、
ふと、「私にとって今世、結婚や子育ては重要ではないのかも」と感じたのです。
するとスッと心が軽くなり、「子どもはできたらできたでいいし、結婚もするときはするかな」と思えるようになりました。
子どもというこだわりがなくなったことで、視界が変わってきて、少しずつ前に進めました。
相手に合わせて我慢するのをやめて、これからは自分を大事にして自分の人生を生きていこうと、別れを選択することができました。
悶々とした思いがあるときは、執着を手放すタイミングなのかもしれません。
「そうでなくてもいいのかも」と違う見方ができるように、内なる自分の声を聞いてみてください。